高城跡
たかじょうあと(Taka Castle Ruins)
【C-ME059】探訪日:2020/9.30
三重県松阪市大阿坂町字市谷/百々向
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではないが、南北朝時代に北畠氏により築かれたものと考えられる。枳城とともに阿坂城の出城のひとつとされる。
1569(永禄12)年、織田信長軍が阿坂城を包囲し、木下藤吉郎(豊臣秀吉)による巧妙な策によって開城された際に運命をともにしたと考えられている。
北東方向に突き出た標高70mの丘陵頂部に築かれた城で、東西140m,南北100mの規模をもつ。60m四方の主郭は中心に南東側に削平地、西側に切り込み平地、北東側に二重の堀切を配し、東西に虎口が開いており周囲を土塁が囲んでいる。土塁は西側が幅15mと広く、他は5mと狭いが、外側での高さは10mにも達する。戦国期に加工が施されたものと思われる。
【史跡規模】 |
【指 定】国指定史跡(1982年4月7日指定):阿坂城跡 附 高城跡 枳城跡として 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 南北朝時代 | 戦国時代 |
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関連年号 | 1569年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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北畠氏 | G*** | 織田信長 | OD04 | 木下藤吉郎 | ZZ01 |
高城縄張り図(松阪山城会『松阪の城50選』に加筆)