岩作東城跡
やざこひがしじょうあと (Yazako Higashi Castle Ruins)
【C-AC068】探訪日:2014/8/31・2020/9/5
愛知県長久手市岩作城の内
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年は定かではないが、室町時代前期の築城と考えられ、戦国時代天正年間(1573~91年)の城主に今井四郎兵衛(或いは今井五郎大夫)の名がある。今井氏は武田氏の有力家臣団の一員であったが、1575(天正3)年の長篠設楽ヶ原の戦い以降、徳川家康に召し抱えられたものとされる。
1584(天正12)年の長久手の戦いでは、徳川方として岩崎城に籠る丹羽氏重と協力して池田恒興らと戦い討死にした。城も秀吉方に攻められ落城した。
城は単郭方形で土塁,空堀に囲まれたものとされるが、現在は城の遺構など何も残っていない。土塁の土は長久手小学校埋立用土として使用されたという。
なお、城址碑の西には岩作西城があったとの記録がある。