安昌寺
あんしょうじ (Ansho-ji Temple)
【T-AC023】探訪日:2014/8/31・2020/9/5
愛知県長久手市岩作色金92 <📲:0561-62-0035>
【MAP】
〔駐車場所〕
1573(天正元)年、雲山和尚により草創され、1585(天正13)年に岩崎城主の丹羽氏次により創建された曹洞宗の寺院である。色金山の南に位置する。本尊は釈迦牟尼仏であり、堂内には849(嘉祥2)年の仏師徳永作と伝わる木造の十一面観音座像が安置されているという(100年に一度ご開帳)。境内右の鐘楼は1770(明和7)年の建造と言われ、長久手市ではいちばん古い木造建築物とされる。山門は1861(文久3)年の建造である。
1584(天正12)年4月9日の長久手の戦いでは数多くの戦死者が出、その惨状を目の当たりにして心を痛めた雲山和尚は里人達と共に敵味方の別なく屍を集めて埋葬し塚を築いて供養した。その首塚は南西150mほど離れたところに所在する。
また、当寺には合戦後、尾張藩士をはじめ多くの藩士が訪れ、合戦にまつわる各種の書き付けが残されているという。