白山林合戦地跡〔小牧長久手古戦場〕
はくさんばやし かっせんちあと〔こまきながくてこせんじょう〕
(Hakusanbayashi Battlefield Ruins [Historic Battlefield of Komaki-Nagakute])
【B-AC002b02】探訪日:2020/9/12
愛知県尾張旭市南新町
【MAP】
〔駐車場所〕
1584(天正12)年4月9日早朝、秀吉方の岡崎侵攻(三河国中入り)の第1陣である池田恒興隊が岩崎城を攻めている間、後続の第4陣・三好信吉(のちの豊臣秀次,当時17歳)隊8,000は白山林で朝食をとっていた。追走してきた徳川軍の大須賀康高,岡部長盛の先遣隊がそれを発見。まず林間に紛れ北東側面より鉄砲を一斉射撃、続いて榊原康政,水野忠重,丹羽氏次の隊が背後や南西側面から奇襲に加わった。これによって三好勢は潰滅する。信吉は自身の馬を失い、徒歩で第3陣の桧ヶ根にいる堀秀政隊へと敗走した(途中で木下勘解由利匡の馬を得る)。一説には数100人が討死したという。
白山神社(本地ヶ原神社の前身)の言い伝えの記述から、戦場は現在の南北本地ヶ原町,長坂町,上の山町(矢田川の南側),緑町(小高い丘,雑木林のある本地が丘団地辺りか?)一帯と推定されている。