惣勢山砦跡(武田勝頼本陣跡)
そうぜいやまとりであと(たけだかつより ほんじんあと)(Sozeiyama Fort Ruins [Headquarters Ruins of Katsuyori Takeda])
【C-SZ143】探訪日:2024/9.8・10.12
静岡県掛川市中字毛森
【MAP】
〔駐車場所〕
1574(天正6)年5月、武田信玄死後、失地回復に動く徳川勢に対抗すべく、武田勝頼は遠州東部における徳川方の拠点である高天神城へ2万5000の軍を進めた。その際に勝頼軍が本陣を置いたところとされる。城方の徳川軍は小笠原長忠以下1,000であり、この時期、徳川家康,織田信長は援軍を送ることができず(信長の援軍は遅すぎた)、高天神城は開城し武田軍に占領された。
惣勢山砦は高天神城から東方1.5kmの丘陵に位置し、南北300m以上の最高地を主郭として周囲を腰曲輪が囲っていた。また、南側にも広大な緩斜面地があり、大軍勢の駐屯地であったと考えられる。
現在は、開墾地として利用されていた土地も放置され、曲輪への到達は困難のようである。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 戦国時代 |
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関連年号 | 1574年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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武田勝頼 | G433 |
城址標柱が立つところから登れるかと思ったが、とても入れる(登れる)場所ではなかった。自宅バーベキューをやっていた近所の方に聞いてみたが、いまは登れる個所はないよ、とのことであった。仕方なく遠景のみの撮影となった。
惣勢山砦縄張図(『静岡県の城跡 中世城郭縄張図集成(西部・遠江国版)』に加筆)