旧小笠原家書院

きゅうおがさわらけしょいん (Old Ogasawara Shoin)

【HNN004】探訪日:2017/9/14

【R-NN004】旧小笠原家書院 長野県飯田市伊豆木3942

【MAP】

〔駐車場所〕

【R-NN004】旧小笠原家書院

   1624(寛永1)年頃の建造とされ、旗本伊豆木小笠原氏の居館のうち唯一現存するものである。
 伊豆木小笠原家は初代長巨が1600(慶長5)年に武蔵国本庄から1000石で移封されたのに始まる。長巨は一時、徳川家康から信濃国伊那郡のうち10万400石を支配するように命ぜられ、ここに居館を構えた。また、長巨は、1614(慶長19)年の大坂冬の陣では箱根関を守衛し、1615(元和元)年の大坂夏の陣では松平乗寿軍に属し枚方に帯陣した。
 書院玄関は唐破風造りで、中央の蟇股に家紋の三階菱がついている。書院は平面田字型の四室で、東南西の三方に一間巾の入側縁を廻らしている。奥の火灯窓のある書院の間と次の間とは格天井で、その境に豪放な欄間を付け、次の間の北側の三間の大床とともに豪華な桃山時代の建築様式を示している。また、南側3分の1を崖上に突出した懸造りは全国的にも珍しい遺構である。
 なお、1999(平成11)年10月には隣接して小笠原資料館が開館し、小笠原家関連資料を見学することができる。

【史跡規模】

【指 定】
【国 宝】
【国重文】旧小笠原家書院(1952年3月29日指定)

関連時代 江戸時代:初期
関連年号 1624年
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
小笠原長巨 G437

 

【R-NN004】旧小笠原家書院  
 説明員の方は少しお年を召していたが、知識は豊富な方であった。最初の訪問者が私一人であったため、懇切丁寧にネットに載っていないようなエピソードや裏話まで教えてくださった。ただ、名古屋から来たと話をしたため、あとから団体客と一緒に説明を受ける時も私のことを「名古屋の人」と呼び続け、「名古屋の人、こちらを見てください」とか「名古屋の人、これ知ってますか」と団体客から注目を浴びる羽目になってしまった。そのせいもあり、なかなか単独行動できず、当初立てたタイムスケジュールが大きく狂ってしまった。 

 

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院 ※本サイトの写真は転用可です(ダウンロードすると、より鮮明に見えます)

【R-NN004】旧小笠原家書院

▲大手橋

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

▲太鼓門跡

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

▲物見櫓跡

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

▲玄関

【R-NN004】旧小笠原家書院

▲懸造り

【R-NN004】旧小笠原家書院

▲懸造り

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

【R-NN004】旧小笠原家書院

▲雪隠

【R-NN004】旧小笠原家書院

▲【転載】小笠原資料館

【R-NN004】旧小笠原家書院

▲【転載】小笠原資料館