重原陣屋跡
しげはらじんやあと (Shigehara Jinya Ruins)
【R-AC015】探訪日:2016/11/22
愛知県刈谷市下重原町5丁目
【MAP】
〔駐車場所〕
1790(寛政2)年、刈谷城主土井利制の時に寛政の一揆が起き、その処分として刈谷藩は、奥州の福島領幕領の一部と、重原村,野田村,半城土村,高須村,小垣江村など18ヶ村を村替えさせられた。陸奥国福島藩の板倉勝長は三河国に1万石の所領を得ることとなり、1792(寛政4)年、下重原村に陣屋を築いた(場所は現在のあいち中央農業協同組合重原支店,公民館辺り)。1869(明治元)年には板倉勝達が重原藩2万石を与えられ、陣屋を藩庁としたが、1871(明治3)年の廃藩置県により廃止になった。
陣屋跡には遺構は残されていないが、門は半城土町の願行寺の山門に、玄関は十応寺にそれぞれ移築されている。「重原陣屋跡」の石碑は少し離れた浄福寺の横に福島藩を示す「従是東福島領」の石碑と並んで建てられている。