大平東大森城跡
おおひらひがしおおもりじょうあと (Ohira Higashi-omori Castle Ruins)
【C-AC276】探訪日:2020/3/6
愛知県岡崎市大平町東大森1
【MAP】
〔駐車場所〕
築城時期,築城者は定かではないが、城主には本多作左衛門重次がある。重次は、「鬼作左」の異名を持つ一方、「一筆啓上」文面のやさしさも持つ気骨ある武士であった。松平宗家7代清康,8代広忠、そして9代家康に仕え、1565(永禄8)年の三河平定後には三河三奉行を任ぜられた。家康の関東移封後、豊臣秀吉の命により、上総国古井戸に蟄居を命じられ、その後、下総国相馬郡井野に移された後、1596(文禄5)年68歳の生涯を終えた。
東大森城は乙川と山綱川の分岐点と東海道を望む高台に位置し、岡崎城から東へ進む際の拠点としての城館だったと考えられる。現在は工場敷地となっているが、周辺には石垣が多く見られる。