八幡村城(八幡砦)跡
やわたむらじょう(やわたとりで)あと (Yawatamura Castle[Yawata Fort] Ruins)
【C-AC232】探訪日:2019/2/23・2020/3/2
愛知県豊川市八幡町
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではないが、1560(永禄3)年の桶狭間の戦いの後、今川氏真が東三河へ進出してくる松平元康に対する防御前線基地として築いたとされる。城というより砦に近かったであろう。佐脇城の板倉弾正重定,山本帯刀,稲垣帯刀が配された。しかし、1562(永禄5)年、酒井忠次の軍の攻撃に遭い、板倉重定,三浦義就(佐脇砦),戸田康重(二連木城),牧野保成(牛久保城)らが応戦したが、板倉氏は討ち取られ、八幡村城(八幡砦),佐脇砦は松平氏方に落ちた。
八幡村城は八幡宮の北側辺りに位置し、東西,南北とも約90mの方形単郭であったと推定される。四方に土塁と堀を巡らし、東側には小規模な堀を巡らせた馬出もしくは枡形が設けられていた。発掘調査では土塁,堀跡,井戸などが見つかっているが、現在は確認することはできない。
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▲「八幡砦」説明板
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