長松城跡
ながまつじょうあと (Nagamatsu Castle Ruins)
【C-GF045】探訪日:2020/1/13
岐阜県大垣市長松町775
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではないが、永禄年間(1558~70年)頃に竹中重利によって築かれたとされる。大御堂城主の竹中重元が不破郡の岩手城へ移った頃に重利に3千石が与えられ、長松城を築いたという。重利は羽柴秀吉に仕え、1593(文禄2)年には秀吉から豊後高田1万3千石を与えられ転封となり、後に豊後府内3万5千石の大名となった。
1594(文禄3)年、長松城には竹中重利に替わって秀吉の家臣武光式部忠棟が5千石で入城するが、1600(慶長5)年の関ヶ原の合戦では西軍に属して福束城の丸毛兼利を救援するも落城、やがて東軍が集結したため城を棄てて伊勢国桑名の氏家行広の元へと奔った。その後、東軍の一柳監物が入城したが、戦後には廃城となった。
現在は遺構は残されておらず、荒崎小学校脇に城址碑と説明板が設置されているのみである。