北之庄城跡
きたのしょうじょうあと (Kitanoshou Castle Ruins)
【C-SG032】探訪日:2016/10/16
滋賀県近江八幡市北之庄町
【MAP】
〔駐車場所〕
築城時期は定かではないが、佐々木六角氏によって築かれたとされる。
八幡山城から北へ尾根伝いに行った所にあり、八幡山の山塊としては中間地点にある。北側を意識して築かれており、南側は土塁を隔てて深い堀切で土橋が架かる。南北に南側から上段曲輪,中段曲輪群,下段曲輪群と連なる。上段の曲輪は北側に虎口があり、付近に石積が見られる。周囲は土塁で囲まれ、曲輪内部には内部を区画した低い土盛が一部残る。下段の曲輪には窪みがいくつか残っており、「七ツ池」の名称が付けられている。おそらく飲料水を確保するための池と思われる。また、東側に設けられた大手の桝形虎口は石積みを伴わない中世山城の虎口としては、規模も大きく残存状態も良好である。