岩倉城跡
いわくらじょうあと (Iwakura Castle Ruins)
【C-SG021】探訪日:2017/6/19
滋賀県野洲市大篠原小字岩倉
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではないが、六角氏の被官である馬淵氏の城とされる。馬淵氏の家臣であった永原氏の小堤城山城は尾根続きで約300m程離れた所にある。馬淵氏が衰退すると永原氏が六角氏の被官となっていった。
岩倉城は小堤城山城と同じく、尾根上ではなく尾根を土塁として活用し、その北側に曲輪を置いている。尾根に近い部分に一段高い削平地があり、その下に広い曲輪を設けている。その中央には「桜本池」と呼ばれる池があり今も水が溜まっている。また、曲輪跡には大永年間(1521~27年)に造られた「桜本坊」の跡が残る。