琴塚古墳
ことづかこふん (Kotozuka-Kofun Tumulus)
【K-GF002】探訪日:2015/9/5
岐阜県岐阜市琴塚3-5-37
【MAP】
〔駐車場所〕
主軸の方向は南南西で全長が115m(外濠を含めた古墳全長は194m)、後円部直径69m,高さ10.5m、前方部幅74.2m,高さ7.5mと岐阜県内では3番目の規模の前方後円墳。5世紀頃の築造と推定され、被葬者は景行天皇の后の五十琴姫命と伝えられており、琴塚の名もこれに由来する。
二重の濠をもち、内濠幅18~20m,外濠幅7.2mで現在は外濠は埋め立てられており、北西と東側に痕跡は残っている。内濠は築造時のままである。くぴれ部の両側に造り出しが対称に設けられている。未発掘のため内部構造は不明。墳丘は三段築成、葺石,円筒埴輪をもつ。主な出土品は埴輪,勾玉,銅鏡,石槍,鏃などである。全体的に定型化が進んだきわめて整った形とされる。