山本城跡
やまもとじょうあと (Yamamoto Castle Ruins)
【C-ME015】探訪日:2015/9/15
三重県鈴鹿市山本町1703
【MAP】
〔駐車場所〕
築城時期は定かではないが、浜田城主田原氏の一族とされる山本(村尾)刑部によって築かれたとされる。1582(天正10)年以降は織田信孝に従うが、1583(天正11)年に秀吉方の筒井順慶に攻められ落城した。
城址は西岸寺の裏山にあり、土塁や空堀などの遺構を確認することができる。小規模ではあるが丘陵上に最初の深い空堀があり、これを越えて浅い空堀,低い土塁が巡る副郭、そして、主郭には三方に土塁が巡らされている。主郭南側にも空堀があり井戸も残り、南側の張り出し土塁には石積みの痕跡もある。北側下には張り出し土塁がみられる。
また、近くには浜田城城主の田原氏墓所、織田信孝の孫である織田有信墓所がある。田原氏は浜田城落城時に、盛信は岐阜城陥落時にこの地に逃れ、有信はここに永住した。