金蓮寺
こんれんじ (Konren-ji Temple)
【T-AC002】 探訪日:2014/6/14
愛知県西尾市吉良町饗場七度ヶ入1 <📲:0563-32-2063>
【MAP】
〔駐車場所〕
寺の創建年代については不詳であるが、1186(文治2)年に源頼朝が三河国守護の安達藤九郎盛長に命じて建立した三河七御堂の一つと伝えられる。平安時代に流行した阿弥陀堂の系統に属するが、一間四面堂の流れを汲む鎌倉時代の建築で、県下最古の木造建築物であり、1955(昭和30)年に国宝に指定された。
1340(暦応3)年、足利尊氏が現在の場所に移し、青蓮山金蓮寺と号したという。江戸時代に入ると、この地の領主で江戸幕府の旗本である吉良氏の帰依を得、寛政年間(1789~1801年)曹洞宗に改められた。
桁行三間,梁間三軒,寄棟造,桧皮葺そして、正面と側面に庇を出し、面取角柱,半蔀,板扉,舞良戸などの建具を用いるなど穏やかな邸宅風の意匠を取り入れている。
桧皮葺の屋根の深い軒と緩やかな曲線が、見る位置によって異なる表情を見せる優美な姿の堂である。
内部には低い高欄付須弥壇を設け、阿弥陀三尊像(県指定文化財)が祀られている。
【史跡規模】 |
【指 定】 |
関連時代 | 鎌倉時代 | 室町時代 |
関連年号 | 1186年 | 1340年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
源 頼朝 |
G202 | 安達盛長 | F804 | 足利尊氏 | G332 |
※本サイトの写真は転用可です(ダウンロードすると、より鮮明に見えます)
▲金蓮寺正面(2014年6月撮影)
▲本堂
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▲弥陀堂(以下、2021年11月撮影)
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▲木造阿弥陀如来及び両脇侍像
▲後方より撮影
▲(以下、2014年6月撮影)
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