西山城跡
にしやまじょうあと (Nishiyama Castle Ruins)
【C-SG047】探訪日:2019/8/8
滋賀県高島市朽木荒川
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではないが、室町時代中期に築かれ、戦国時代末期に改築されたとみられる。朽木氏によって築かれた。 岩神館から朽木陣屋付近へ根古屋を移し、その背後の西山山頂に詰城として築いたものと考えられている。若狭街道と安曇川下流域を監視する機能を持っていた。
愛宕神社側に枡形虎口、北曲輪側にも虎口が設けられている。山頂の主郭には北側に一段高くコの字型に土塁が築かれた烽火台がある。また、 主郭の南北にそれぞれ削平地、北曲輪と南曲輪の遺構が残っている。さらに、北曲輪の北に3条、南曲輪の南の1条の堀切を設けた防御構造となっている。山城としては、比較的シンプルな構造といえる。
西山城跡は、1979(昭和54)年に地元の中学校教諭によって発見され、その後、滋賀県教育委員会の調査で山城の遺構と確認されたとのこと。
【史跡規模】 |
【指 定】 |
関連時代 | 室町時代 | 戦国時代 |
関連年号 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
朽木氏 | G*** |
山頂(主郭)までの道はかなり整備されているが、逆に木陰が少なく直射日光を浴びながらの登城となるため、夏場はしっかり水分補給できる準備が必要である。今回の探訪は無謀にも35℃以上の猛暑日であったため、たいへんハードであった(熱中症寸前)。そんななか、途中で鹿が現れ、お互いに驚きでした。
※本サイトの写真は転用可です(ダウンロードすると、より鮮明に見えます)
▲登城口
▲登城口付近の説明板
▲整備された山道
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▲あと200m(登城口から1.3km地点)
▲愛宕神社と鳴り岩案内
▲鳴り岩
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▲山頂案内板
▲枡形虎口
▲虎口を入ったところ(主郭入口)
▲主郭
▲主郭の説明板
▲主郭内北側の烽火台跡
▲主郭
▲主郭の土塁
▲北曲輪(向こうに虎口がある)
▲北曲輪
▲北郭内にある溜桝
▲南曲輪
▲南曲輪
▲南曲輪から主郭側を見る