藤井城跡

ふじいじょうあと(Fujii Castle Ruins)

【C-NR036】探訪日:2022/11.19・2025/3.30

 奈良県天理市藤井町163

【MAP】

〔駐車場所〕藤井町公民館(三十八神社)前に駐車させていただく。

【C-NR036】藤井城跡

   築城年は定かではないが、染田天神講に参加した山内衆の一員である藤井氏の城という。歴史については不明。 城域は東西ふたつに分かれており、東側の丘陵先端部は「トノヤシキ」、西側の丘陵地(三十八神社の裏手上の台地)は「カミノマル」と呼ばれ、さらにその西上方に「ホンマル」がある。
 「トノヤシキ」は丘陵の西先端に曲輪(現在は竹藪)があり、その東側背後には高土塁が残り、東の尾根とは大堀切で遮断している。大堀切の東にも自然形状の地(曲輪?)があり、ここも東の堀切で遮断されている。また、西曲輪の西先端にも堀切がみられ、北側には空堀を備えている。
 一方、「カミノマル」は南北に長く「トノヤシキ」より広い削平地であるが、土塁,堀切などの遺構は見当たらない。
 なお、藤井城の南西側には龍王山がそびえ、龍王山城からの距離は900mほどであるため、十市氏との関係があったとも考えられている。

【史跡規模】

【指 定】 

【国 宝】  

【国重文】

関連時代 戦国時代?
関連年号
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
藤井氏 ****

 

【C-NR036】藤井城跡
 

 

【C-NR036】藤井城跡

藤井城「トノヤシキ」縄張り図(「奈良の城郭」より引用加筆)

【C-NR036】藤井城跡 ※本サイトの写真は転用可です(画像をピックすると拡大、コメント表示されます)

三十八神社から見た城跡「トノヤシキ」 ハウスの奥の斜面を直登 丘陵西先端の曲輪 丘陵西先端の曲輪 曲輪の東に高土塁 高土塁 高土塁 高土塁 土塁上 土塁上から堀切を見下ろす 土塁上から堀切を見下ろす 高土塁東の堀切 堀切下から見上げる 堀切下から見上げる 曲輪西先端の堀切 曲輪西先端の堀切 曲輪西先端の堀切下から見上げる 「トノヤシキ」を下りた所から見た「カミノマル」の遠望 三十八神社の右側から「カミノマル」へ直登 「カミノマル」と呼ばれる平坦地 「カミノマル」から見た「トノヤシキ」 「カミノマル」から見た「トノヤシキ」(左側の丘:正面の丘ではない)