十市城跡

とおいちじょうあと(Toichi Castle Ruins)

【C-NR045】探訪日:2025/3.30

【C-NR045】十市城跡 奈良県橿原市十市町691

【MAP】

〔駐車場所〕

【C-NR045】十市城跡

   築城年は定かではないが、南北朝期から史料に現れ、1536(天文5)年に十市遠忠が龍王山城に移るまでの十市氏の本拠であった。ただ、廃城は1580(天正8)年に織田信長の命で郡山城以外の大和国内の城が破却されたときではないかと考えられている。
 1500年代前半は十市氏は筒井氏と対立を続けていたが、1540(天文9)年には和睦し行動を共にする。しかし、1559(永禄2)年に松永久秀が大和国に入国しその大半を征服すると、やがて十市氏の家中は親筒井派と親松永派に分裂して相争うようになる。その間に宇陀松山城より進出してきた秋山直国軍に山内周辺を制圧され、1560(永禄3)年には十市氏は龍王山城を放棄して再び十市城に移ることになる(詳細は【C-NR032】龍王山城跡を参照)。
 十市城は寺川の北側に位置し、発掘調査や現在の小字名などから推察すると、城址碑の建つ1辺70mほどの微高地を主郭として、これを中心に町場を含めて東西550m,南北430mほどの規模を持つ城郭であったとされる。

【史跡規模】

【指 定】 

【国 宝】  

【国重文】

関連時代 南北朝時代 戦国時代
関連年号 1536年・1560年・1580年
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
十市遠忠 TC03 筒井順慶 MW21 松永久秀 ZZ02

 

【C-NR045】十市城跡
  

 

【C-NR045】十市城跡

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東からの遠景 微高地に城址碑が建つ(主郭跡とされる)