長谷砦跡
ながやとりであと(Nagaya Fort Ruins)
【C-SZ148】探訪日:2024/10.12
静岡県掛川市畑ヶ谷字長谷
【MAP】
〔駐車場所〕砦南側に路駐スペースがある。
築城年は定かではないが、1580~1(天正8~9)年の徳川家康による高天神城奪還にむけての砦の可能性が高い。ただし、1574(天正2)年の武田勝頼による高天神城攻めの際に築かれた可能性もある。文献資料には登場せず、近年(2014年)に見つかった遺構である。西側には「陣場池」があり、周辺には畑ヶ谷砦,畑ヶ谷西砦,星川砦が築かれており、これらと連携した砦と考えられる。畑ヶ谷砦と星川砦、また畑ヶ谷砦と畑ヶ谷西砦のちょうど真ん中に位置する。高天神城大手へは北へ約1kmである。
砦は尾根の東側に幅7ⅿ,深さ3ⅿと幅5ⅿ,深さ2ⅿの二本の竪堀をもち、頂部には東西に伸びる広い曲輪と土塁が残るが、1965(昭和40)年の国営パイロット事業のみかん園等の開墾で大きく改変されており、開墾前には横堀が残っていたとされるが、原形ははっきりしない。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 戦国時代 |
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関連年号 | 1581年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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大 |
直登できそうな箇所を探したが、雑草雑木が密集し先が全く見えず、今回は無理と判断。遠景のみの撮影にとどめた。
長谷砦縄張図(『静岡県の城跡 中世城郭縄張図集成(西部・遠江国版)』に加筆)