御油の松並木

ごゆのまつなみき(Row of Pine Trees at Goyu)

【Z-AC013】探訪日:2019/2.24・2024/7.23

【Z-AC013】御油の松並木 愛知県豊川市御油町並松20

【MAP】

〔駐車場所〕御油の松並木駐車場が利用できる。

【Z-AC013】御油の松並木

   1604(慶長9)年、徳川家康は江戸幕府国奉行の大久保長安に五街道に並木を整備させた。江戸時代中期には旧東海道御油宿と赤坂宿の間には約650本の松が植樹されていた。松並木はかつて五街道の各所に存在したが、様々な理由で伐採されたりして現存している松並木は少なく、御油の松並木は、現存している数少ない松並木の一つである。夏は日差しを避け、冬は防風・防雪の役目を果たしていた。また江戸時代の滑稽本『東海道中膝栗毛』のなかで、弥次郎兵衛と喜多八がここでキツネに化かされた話が描かれている。
 1944(昭和19)年11月7日に御油町民の働きかけで国の天然記念物に指定されたため、軍需用の伐採などを免れることができた。しかし、1965(昭和40)年頃には170本程度にまで松が減少ため、1972(昭和47)年に御油松並木愛護会が結成され、2年後には一斉補植が行われ、松の本数が360本余に回復した。現在は、御油宿と赤坂宿の間の約600mにわたって松の木が立ち並ぶ。

【史跡規模】

【指 定】国天然記念物指定(1944年11月7日指定)

【国 宝】

【国重文】

関連時代 江戸時代:前期
関連年号 1604年
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
徳川家康 TG01 大久保長安 ****

 

【Z-AC013】御油の松並木
   

 

【Z-AC013】御油の松並木

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並木の南端 2019年2月当時の説明板 松並木の南端(御油宿側)から松並木北端(赤坂宿側)に向かって歩く 途中の脇道にある説明板 松並木の北端付近 松並木の北端(赤坂宿の南側) 松並木の北端(赤坂宿側)から松並木南端(御油宿側)に向かって歩く 松並木の南端にある「No.1」の松(標柱の後ろの松) 松並木の南端付近にある「No.360」の松(御油小学校6年生の植樹) 松並木の南端にある十王堂 松並木の東を流れる音羽川 松並木の東を流れる音羽川