観音山砦跡
かんのんやまとりであと(Kannonyama Fort Ruins)
【C-SZ125】探訪日:2024/4.15
静岡県掛川市上垂木
【MAP】
〔駐車場所〕砦跡北北西の登り口に駐車スペースがある。
2009(平成21)年にあかなぎ山砦とともに発見された砦で、築城年,築城者など定かではなく、今後の調査結果を待つしかない。時代的には、近隣のあかなぎ山砦,高盛山城から推測するに1494(明応3)年の今川方の伊勢長氏(のちの北条早雲)による遠江三郡侵攻に関係する城砦と考えられる。
縄張りはあかなぎ山砦と酷似しており、3ヶ所の堀切と尾根上に小規模な主郭、その東に4mほど下がった2郭を備えるだけのいかにも臨時的な砦で、あかなぎ山砦とともに北の高盛城を軍事的目標としていたと考えられる。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 戦国時代 |
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関連年号 | 1494年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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伊勢長氏(北条早雲) | H150 |
砦跡の北北西に登り口がある(写真参照)。しかし、知ったのは主郭から下山する際に道を見つけたときで、実際にはいつものようにレトロバス/電車置場の辺りから、滑りやすい急斜面を尾根に向かい直登した。やはり事前の情報入手が肝要である(と、いつも反省)。
観音山砦縄張図(『静岡県の城跡 中世城郭縄張図集成(西部・遠江国版)』に加筆)