宗慶大塚古墳
そうけおおつかこふん(Sokeiotsuka-Kofun Tumulus)
【K-GF022】探訪日:2024/2.8
岐阜県本巣市宗慶石田中道下
【MAP】
〔駐車場所〕古墳公園の駐車場がある。
宗慶大塚古墳は、犀川と糸貫川に挟まれた扇状地端の平野に築造された前方後円墳である。全長63mで、前方部は幅25m,高さ1.5m、後円部は直径42m,高さ4.2mとされるが、前方部はかなりの箇所が崩壊しており、後円部も土が流れ落ちて低くなり、原形をとどめていない。前方部周濠幅は9.1m(最大幅13.41m,最大深さ0.89m)であり、周濠跡は散策道として復元されている。
出土遺物としては、周濠からは土師器の高坏など、くびれ部の周濠底からは底部穿孔壺が出土している。底部穿孔壺は、底に穴があけられており、実用品ではなく、祭祀のために用意され使用されたものである。出土品から古墳時代初頭(3世紀後半)の築造と推測されている。
また、埋葬施設については築造時期から竪穴式石室と考えられる。埋葬者は、一説には本巣国造の神大根王(彦坐命の子)あるいはその子孫ともいわれている。
現在、周囲は大塚古墳公園として整備されている。
【史跡規模】 |
【指 定】岐阜県指定史跡(1956年2月24日指定) 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:前期 |
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関連年号 | 3世紀後半 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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神大根王 | K009 |