穴太野添古墳群
あのうのぞえこふんぐん(Ano Nozoe-Kofun Tumulus Group)
【K-SG012】探訪日:2019/9.23
滋賀県大津市穴太3丁目15-1
【MAP】
〔駐車場所〕
四ツ谷川北岸の丘陵南斜面に築かれた古墳時代後期の群集墳である。1969(昭和44)年の県道建設工事の際に7基が発見されて以降、東西約1,000m,南北約150~200mの範囲に152基の古墳が確認されている。うち17基を調査した結果、すべてが円墳で、内部主体は第31号墳の小石室のほかは横穴式石室であることが判明した。石室は、玄室床面の形状が第8号墳のみ正方形で、ほかは長方形である。
ほとんどの古墳が後世に盗掘に遭っているが、残存遺物には土師器,須恵器のほかに、少量ながら金環やガラス玉も残されていた。また、ミニチュア型炊飯具型土器(竃・釜・甑・鍋)が副葬品として見られ、天井がドーム状であることからも渡来系の人々の墓だったのではないかと考えられている。出土した土器から、築造時期は6~7世紀頃であることも確認されている。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:後期 |
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関連年号 | 6~7世紀 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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織 |
訪れたのは雑草繁茂の季節。墳形,石室ともに確認しづらい状況でした。
穴太野添古墳群(現地説明板に加筆)