八神城跡
やがみじょうあと (Yagami Castle Ruins)
【C-GF018】探訪日:2015/9/20
岐阜県羽島市桑原町八神
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではなく、鎌倉時代説と江戸時代説があるが、鎌倉時代の説が有力とされる。鎌倉時代、尾張国長岡庄石田郷の司職である毛利氏が、22代広盛の時に八神城を築いて移り、織田信長に仕えたという。江戸時代には尾張徳川家に仕え、八神城を中心とした一帯を治め、明治元年まで続いた。
現在は田畑と住宅地となっており、僅かに石碑と案内板のある辺りに土塁が残されている。また、城址には毛利氏の子孫が住んでいる。城址にある「八神城址のイチョウ」は、江戸時代初期に毛利氏がかつて住んでいた石田郷から移植したものといわれ、樹齢300年以上の大木である。羽島市指定天然記念物に指定されている。なお、羽島市の真福寺山門は一の門を移築したものといわれている。