土屋氏地代官屋敷 北嶋仲右衛門家屋敷跡
つちやしじだいかんやしき・きたじまなかうえもんやしきあと
(Residence Ruins of Kitajima Nakauemon Who was Local Magistrate)
【R-SZ032】探訪日:2023/4.9
静岡県周智郡森町円田1169ー2
【MAP】
〔駐車場所〕
宝暦年間(1751~63年)、北嶋三省の次男・北嶋仲右衛門吉道(元繁)が当所に分家したのに始まる。代々酒造業を営み、粟倉村の庄屋を勤めていた。4代目の仲右衛門吉泰のとき、現在の森町内の旧8ヶ村を支配していた旗本・土屋氏から地代官に取り立てられ(地代官は知行地の町場や米所の有力者から登用)、西脇御役所(陣屋)に勤出して、陣屋の御用金の負担,御蔵米の払い出し,年貢収取,江戸屋敷への送金など財政運営や陣屋の賄い、知行地内の寺社への代参,村役人の統括などに勤めた。
屋敷跡の長屋門は天保年間(1830~43年)の初め頃の建造とみられ、間口7間2尺6寸(約13.5m),奥行2間1尺5寸(4.1m)で、西側は板の間、東側は6畳座敷2室と押入れがある。
なお、土屋氏の森町支配は、1679(延宝7)年に土屋逵直が3000石余を充てられて以降、同家当主により代々幕末まで続いた。
【史跡規模】 |
【指 定】森町指定史跡(1994年3月28日指定) 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 江戸時代:中期 |
関連年号 |
1751~63年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
北嶋仲右衛門吉道 | **** | 北嶋仲右衛門吉泰 | **** | 土屋氏 | F012 |