中社古墳〔志段味古墳群〕
なかやしろこふん〔しだみこふんぐん〕(Nakayashiro-Kofun Tumulus [Shidami-Kofun Tumulus Group])
【K-AC098】探訪日:2020/1.30
愛知県名古屋市守山区上志段味東谷
【MAP】
〔駐車場所〕
志段味古墳群を構成する古墳の1つで尾張戸神社の境内社・中社の社殿下にある前方後円墳である。墳丘長約63.5mで、後円部北側は東谷山山頂からのびる尾根を切断して築造されている。斜面には川原石の葺石があり、その上には石英が撒かれ、後円部頂部には石英が敷かれていたと推定される。出土遺物には朝顔形埴輪,盾形埴輪のほか、後円部北側には三角形の透孔があけられた円筒埴輪が極めて良好な状態で埋もれていた。この円筒埴輪は、大王墓がつくられた奈良県東南部からの影響が色濃く、東海地方では最古級の円筒埴輪である。これらの墳形,埴輪から、尾張戸神社古墳に続く4世紀中頃の築造とされ、庄内川流域の有力勢力を率いた首長の墓と考えられている。
【史跡規模】 |
【指 定】国指定史跡(2014年10月6日指定:志段味古墳群として) 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代:前期 |
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関連年号 | 4世紀中頃 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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