照源寺
しょうげんじ(Shogen-ji Temple)
【T-ME004】探訪日:2016/3.20・2023/4.4
三重県桑名市東方1308 <📲:0594-22-3924>
【MAP】
〔駐車場所〕
1624(寛永元)年、桑名藩2代藩主・松平定行が初代藩主で父親の松平定勝の菩提を弔うために開いたのが始まりとされる。開山は掛川天然寺の宗連社伝譽三甫大和尚。当初は崇源寺と称したが、1626(寛永3)年に逝去された秀忠夫人の御法号が偶然に崇源院殿となったため、寺号を照源寺と改めた。
1635(寛永12)年、定行が伊予松山藩に移封になると松山城下に大誉三恕和尚(照源寺二世)を招き大林寺を開き、桑名藩は実弟の定綱が跡を継ぎ、京都知恩院の深誉長意大和尚を招いて照源寺を久松松平家の菩提寺として存続させた。
切妻,本瓦葺で一間一戸,四脚門,総欅造の山門は、1961(昭和36)年に桑名市指定文化財に指定されている。本堂は1890(明治23)年に改築されたもので、木造平屋建て,入母屋,桟瓦葺,平入,桁行9間,梁間6間で、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、内陣には本尊となる阿弥陀如来像が安置されている。また、境内にある歴代松平家墓所は「松平定綱及び一統之墓所(26基)」として、1937(昭和12)年に三重県指定史跡となっている。