今城跡

いまじろあと(Ima Castle Ruins)

【C-SZ096】探訪日:2023/3.7

【C-SZ096】今城跡 静岡県浜松市北区細江町三和

【MAP】

〔駐車場所〕

【C-SZ096】今城跡

   築城年は定かではないが、南北朝争乱期に井伊氏の本拠である井伊谷城三岳城を中心とする城砦群のひとつで、南方を監視する斥候城、物見の城砦として築かれた。城主として、井伊泰直の系統で景直の頃に分家した岡弥次郎直藤,直春,良藤らの名が挙げられている。1340(興国元/暦応3)年正月、三岳城に籠もっていた南朝方の後醍醐天皇の皇子・宗良親王と井伊道政が、高師兼らの北朝幕府軍の攻撃を受け、三岳城が落城した際にともに陥落したと考えられる。
 また、戦国時代には徳川家康に従った鈴木三郎兵衛盛房とその子孫の居城となっていたという。
 今城は井伊谷川が湾曲した突出部に築かれ、北,東,西の三方を川に囲まれている。現在は、みかん畑として大きく改変されており、城としての遺構は残されていないが、近年までは土塁,空堀,櫓台と思われる高さ3mほどの土壇があったといわれている。

【史跡規模】

【指 定】

【国 宝】 

【国重文】

関連時代 南北朝時代 戦国時代
関連年号 1339年
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
岡 直藤 F441 岡 直春 F441 岡 良藤 F441
井伊道政 F441 宗良親王 K501 高 師兼 TS04
鈴木盛房 ****

 

【C-SZ096】今城跡
 

 

 

【C-SZ096】今城跡

【C-SZ096】今城跡 ※本サイトの写真は転用可です(画像をピックすると拡大、コメント表示されます)

城跡は一面のみかん畑 北側 北側 西側 西側 土塁があったという東側 城跡から西を見る 城跡西側から北方向を見る 城跡西側から南方向を見る 井伊谷川をはさんだ対岸からの遠景