新平山遺跡
しんぺいやまいせき (Shinpeiyama Ruins)
【V-SZ005】探訪日:2021/1.6・2022/12.8
静岡県磐田市下野部595
【MAP】
〔駐車場所〕
豊岡インダストリアル・バレー造成工事によって遺跡が発見され、1987~88(昭和62~63)年にかけて発掘調査が行われた。その結果、古くは縄文時代から古墳時代後期に至る長大な年月の遺跡であることがわかった。弥生時代の住居跡17軒,土坑4基も見つかっている。古墳は29基確認され、なかでも最大規模のものは径約20mの円墳であった(呼称:A-4号墳)。盗掘を受けていたが、全長約10.3mの横穴式石室(奥石のみが説明板の横に展示)をもち、須恵器,金銅装馬具,直刀,銅鏡,鉄鏃等が出土した。古墳時代後期6世紀後葉から7世紀中葉頃のものと推定されて、規模,副葬品から国造クラスの古墳と考えられている。また、遺跡からは糸に撚りをかける道具である紡錘車(石製で10点出土)も出土しており、この地域の人々が稲作とともに糸の生産をしていたことが伺われる。
【史跡規模】 |
【指 定】 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 縄文時代 | 古墳時代:後期 |
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関連年号 |
6世紀後葉~7世紀中葉 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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4 |
地図や航空写真と対比すれば位置関係がわかるが、説明板だけでは理解しにくい。説明板に「現在地点」を示していただくか、現建造物(工場)を重ねて表していただくとわかりやすい。歩きまわったが、結局、遺構は残されていない。