元明天皇奈保山東陵
げんめいてんのう なほやまのひがしのみささぎ(Nahoyama-higashi Mausoleum of Empress Genmei)
【K-NR065】探訪日:2018/10.3
奈良県奈良市奈良阪町2793
【MAP】
〔駐車場所〕
宮内庁により721(養老5)年12月29日に宝算61で崩御した第43代・元明天皇の陵と治定されている。宮内庁上の形式は山形。元明天皇は遺詔として葬送の簡素化を命じて崩御したため、喪儀を用いず椎山陵に葬られた。中世になると陵墓の正確な場所がわからなくなったが、幕末の修陵の際に現在の陵墓に治定され、修補が加えられた。
女性天皇の一人で草壁皇子の正妃であり、文武天皇と元正天皇の母。治世では、藤原京から平城京への遷都、『風土記』編纂の詔勅、和同開珎の鋳造などを行った。また、先帝・文武天皇から編纂が続いていた『古事記』を完成させている。