金鶏山
きんけいざん (Mt.Kinkei)
【Z-IW001】探訪日:2013/10/5
岩手県西磐井郡平泉町平泉花立4
【MAP】
〔駐車場所〕
中尊寺と毛越寺のほぼ中間に位置する都市平泉の空間設計の基準となった信仰の山(標高98.6m)である。奥州藤原氏3代秀衡が、宇治の平等院を模して建立した無量光院の西側に一晩で築かせたとの伝説が残る。名称は山頂に雄雌一対の金の鶏を埋めたことにちなむと伝わる。伝説の金鶏を求めて1930(昭和5)年に頂上付近が盗掘された際に、経塚であったことを示す銅製経筒や陶器の壺,甕などが掘り出されている。
2005(平成17)年に国の史跡に指定され、さらに、2011(平成23)年には、「平泉~仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群~」の構成資産の一つとして世界遺産に登録されている。
麓には藤原三代の位牌と秀衡の木像などが安置されている千手堂、源義経妻子の墓と伝えられる五輪塔、花立廃寺跡がある。