茅原大墓古墳
ちはらおおはかこふん(Chihara-ohaka-Kofun Tumulus)
【K-NR059】探訪日:2017/9.3
奈良県桜井市
【MAP】
〔駐車場所〕
三輪山西麓に築造された前方部を北北東方向に向けた帆立貝形古墳で、墳丘長は約86m,後円部は直径約71mを測る。墳丘は後円部で3段築成、前方部で2段築成で、墳丘表面では葺石,円筒埴輪列(壺形埴輪含む),形象埴輪(家形・盾持人形・蓋形・鳥形埴輪など)が認められるほか、埴輪棺3基が検出されている。特に盾持人埴輪は最古の人物埴輪として注目される。また墳丘周囲には周濠が巡らされ(一部は溜池等として遺存)、前方部北側には渡土堤が認められる。主体部の埋葬施設は明らかでなく、副葬品も詳らかでない。
築造は古墳時代中期初頭の4世紀末葉頃と推定される。奈良盆地南東部では、箸墓古墳など古墳時代初頭から前期(3世紀~4世紀後半)に大王墓群(大和古墳群)が営造されたが、本古墳の築造頃になると本古墳以外の明確な首長墓は認められなくなる。
【史跡規模】 |
【指 定】国指定史跡(1982年12月18日指定) 【国 宝】 【国重文】 |
関連時代 | 古墳時代 |
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関連年号 | 5世紀末 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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葛 |
茅原大墓古墳の航空写真(Googleマップ)と復元図(現地説明板より)