乙若城跡
おつわかじょうあと (Otsuwaka Castle Ruins)
【C-NR021】探訪日:2022/6/8
奈良県奈良市月ヶ瀬嵩333
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年は定かではないが、南北朝時代に伊勢国司の北畠親房の命によって讃岐守・藤原義政が築いたと伝わる。その後、1570年代に入り織田信長が伊勢へ侵攻し北畠具教を攻めた頃に廃城となったとされる。
城は名張川南岸にそそり立つ嶽山中腹にあって標高322m,比高50mに位置し、山頂部の7~80㎡の平地が主郭となる。主郭跡は城山公園となっており、城址碑のほか、「藤原義政公之碑」「行者神変大菩薩」の碑や小さな祠が建っている。また、北側の尾根からの虎口と土橋が確認できる。