小野妹子墓所
おののいもこ ぼしょ(Grave of Imoko Ono)
【K-OS033】探訪日:2017/9.24
大阪府南河内郡太子町山田
【MAP】
〔駐車場所〕
科長神社南側にある小高い丘の上にある。小野妹子の生年,没年は詳しいことはわかっていない。607年、厩戸皇子が随の国と外交を開く際、遣隋使として国書を携え鞍作福利らと隋に渡り、翌年に裴世清を伴って帰国。この際、煬帝の返書を帰路に百済において紛失し一時は流刑に処されたとされる。同年には返書と裴世清の帰国のため、高向玄理,南淵請安,旻らと再び派遣された。
その一族からは、学者の小野篁、能書家として名高い小野道風など有能な人物を輩出した。また、小野妹子は「華道の祖」とされることがある。
なお、小野妹子は近江国の出身とされているが、滋賀県大津市小野の小野妹子公園そばの唐臼山古墳を小野妹子の墓とする説もあり、あわせて同古墳の南側にあった古墳(すでに破却)が妹子の父の墓である可能性が指摘されている。