駒山城跡
こまやまじょうあと (Komayama Castle Ruins)
【C-AC505】探訪日:2022/5/7
愛知県豊田市牛地町駒山
【MAP】
〔駐車場所〕城跡に駐車場はあるが、そこまでは未舗装悪路である。
築城年は定かではないが、室町時代の日下部(松井)佐渡守の本城とされ、北東方向に支城の猿ヶ城がある。明応年間(1492~1501年)、安藤宇右衛門守春の居館であったとも伝わる。1571(元亀2)年の武田信玄の西三河侵攻の際に猿ヶ城とともに落城したとされる。
駒山(標高855m,比高540m)の山頂に築かれ、現在は小馬廃寺となっており、廃木材や石材が一面に広がっている。残された石積みも小馬寺時代のものと思われる。ただ、最上部には広い削平地があり、ここが主郭と考えられる。そこには緩い土塁跡もみられ、北東には堀切を挟んで天然記念物指定の2本のブナの木が聳え立っている。
城跡(廃寺跡)まで車道はつながっているが(Googleマップには表示されない)、途中からは未舗装悪路となる。
【史跡規模】 |
【指 定】 |
関連時代 | 室町時代 | 戦国時代 |
---|---|---|
関連年号 | 1492~1501年 | 1571年 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
---|---|---|---|---|---|
日下部(松井)佐渡守 | **** | 安藤守春 | G*** | 武田信玄 | G433 |
実は2回チャレンジしている。猿ヶ城跡(駒山城の支城)を訪れた後に本城へ行きたいと探訪を試みたが、1回目は到達できなかった。なにせGoogleマップやナビに道が表示されない。2回目も車では城跡(廃寺)につながる道は直接見つけることができず、適当なスペースに車を停め、山越え谷越え歩いていくと偶然に城跡への林道を発見。ただ、未舗装の凸凹道であり、あまり車では走りたくない道である。城跡(二の曲輪?)には小馬廃寺の姿はすでに跡形もなく木材など瓦礫に山になっていた(他のサイトではかろうじて廃寺の姿が残っているが)。帰りは林道を歩いて車に戻ったが、どうやら山の反対側に車を停めていたようであった。
※本サイトの写真は転用可です(ダウンロードすると、より鮮明に見えます)
▲この道を行き止りまで行く(行き止りが小馬廃寺)
▲未舗装道路が続く
▲
▲
▲小馬廃寺へ
▲駐車場?
▲
▲
▲
▲
▲
▲石積は後世のものと思われる
▲二ノ曲輪?
▲
▲がれきの山
▲
▲
▲
▲
▲市天然記念物のブナ
▲市天然記念物のブナ
▲
▲
▲堀切
▲主郭?
▲主郭
▲主郭
▲主郭から一段下がったところにある小馬寺住職の墓