断上山古墳
だんじょうやまこふん(Danjoyama-Kofun Tumulus)
【K-AC065】探訪日:2019/4/6・2019/5/23
愛知県新城市竹広
【MAP】
〔駐車場所〕
断上山付近には10基の古墳が分布するが、このうち第9号古墳と第10号古墳は他と離れて丘陵の先端部に位置する。戦国時代、長篠・設楽ヶ原の戦いでは徳川家康の前線本陣が置かれたところでもある。
第9号古墳は直径約17m,高さ3mで墳頂に直径約6mの平坦面を有する円墳、第10号古墳は当初は前方後円墳とされたが、1995(平成7)年の測量調査によって全長50m,後方部幅30m,高さ6m、前方部幅14m,高さ1.5mで一部に幅6mほどの周濠をもつ古式の前方後方墳と修正された。
築造は4世紀前半と考えられ、東三河地域においては最初期の古墳である。ちなみに、1~8号墳は後期古墳と考えられている。
出土遺物,埋葬施設,埋葬者については明らかではない。