船山古墳
ふなやまこふん(Funayama-Kofun Tumulus)
【K-AC064】探訪日:2019/3/16
愛知県豊川市八幡町上宿37−1
【MAP】
〔駐車場所〕
現在は道路拡張などにより前方部(西側)の一部と後円部(上宿神社側)の半分が削り取られているが、東三河最大級の前方後円墳である。全長約95m,後円部径約56m,前方部幅約65m,高さ約6.5mの3段築成で葺石,埴輪を備える。墳丘くびれ部では北側と南側の両側にほぼ対称に造出が認められ、造出の上面では円筒埴輪列が確認されているほか、南側造出では笊形土器,小型高坏,食物形土製品などの食物供献儀礼遺物が検出され、ヤマト王権との関係性が指摘されている。また、前方部先端部からは埴輪棺2基が見つかっている。
出土品等から古墳時代中期の5世紀後半頃の築造と推定され、被葬者として雄略朝でこの地方を統治した穂国造の菟上足尼を比定する説がある。
なお、墳丘北側には陪塚と見られる方墳1基(船山2号墳;1辺約20mの方墳)が存在したが、現在までに失われている。
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▲後円部から前方部を見る
▲前方部から後円部を見る
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