銚子塚古墳・小銚子塚古墳
ちょうしづかこふん・こちょうしづかこふん (Choshizuka and Kochoshizuka-Kofun Tumulus)
【K-SZ016】探訪日:2016/3/25
静岡県磐田市寺谷2206
【MAP】
〔駐車場所〕
銚子塚古墳は天竜川を臨む磐田原台地の縁部に造成され、周辺には10基の古墳が点在し、それらは「銚子塚古墳群」と呼ばれている。横からみた形が酒を入れる銚子を伏せた形に似ていることから、この名称が付けられた。
銚子塚古墳は全長108m(県下3番目の大きさ)、前方部長さ50m,高さ4.5m、後円部径60m,高さ8.0mの前方後円墳で、古墳時代前期にみられる柄鏡式の狭長な前方部をもつ。後円部の北から東側にかけて周堀が残り、墳丘上には葺石が見られる。1880(明治13)年に行われた後円部の発掘では、竪穴式石室から日月銘三角縁獣文帯三神三獣鏡(東京国立博物館所蔵)はじめ巴形銅器,銅鏃2点などが発見されている。
後円部の西北にあるのが小銚子塚古墳である。全長46mで前方部をほぼ東に向け、前方部長さ19m,高さ2.7m、後方部長さ27m,高さ5.0mの県下に5例しかない前方後方墳である。周濠を持ち、隣接する銚子塚古墳の一世代前の古墳時代前期(4世紀中期)の築造と考えられ、築造時期や立地から遠淡海国造の祖・印岐美命の墳墓とする見方もある。
両古墳は、「銚子塚古墳附小銚子塚古墳」として国指定史跡に登録されている。
【史跡規模】 |
【指 定】国指定史跡(1956年11月7日指定) |
関連時代 | 古墳時代 |
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関連年号 | 4世紀中頃 |
関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 | 関連人物 | 系図 |
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印岐美命 | MB04 |
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▲銚子塚古墳
▲銚子塚古墳
▲銚子塚古墳
▲銚子塚古墳
▲銚子塚古墳
▲銚子塚古墳
▲銚子塚古墳
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▲銚子塚古墳
▲小銚子塚古墳
▲小銚子塚古墳
▲小銚子塚古墳
▲小銚子塚古墳