鏡神社
かがみじんじゃ (Kagami Shrine)
【S-SG008】探訪日:2021/11/4
滋賀県蒲生郡竜王町鏡1289 <📲:0748-58-0959>
【MAP】
〔駐車場所〕道の駅「竜王かがみの里」の駐車場を利用する。
創建年代は定かではないが、垂仁天皇の御代に帰化した新羅国の王子・天日槍の従人がこの地に住んで陶芸,金工を業とするに及び、祖神として天日槍を祀ったことに始まるとされる。のちに近江源氏佐々木氏の一族鏡氏が崇敬して護持したと伝えられる。
本殿は南北朝時代の建築で三間社流造り、屋根はこけら葺きで、国の重要文化財に指定されている。
1174(承安4)年、源義朝の子・牛若丸は京の鞍馬で遮那王と称して源氏の再興を志していたが、兄の頼朝に会うために鞍馬を抜け出し、東下りの途中に鏡の宿に入り元服して源義経と名乗った。元服の折、源氏の祖である新羅大明神と同じ天日槍を祀る鏡神社へ参拝し、源氏の再興と武運長久を祈願したという。神社参道には義経が参拝したときに松の枝に鳥帽子をかけたとされる鳥帽子掛けの松がある。