垂仁天皇纏向珠城宮伝承地
すいにんてんのう まきむくのたまきのみや でんしょうち
(Makimuku-tamaki Palace Traditional Ruins of Emperor Suinin)
【P-NR010】探訪日:1993/9/25・2017/9/3・2022/7/2
奈良県桜井市巻野内420
【MAP】
〔駐車場所〕
第11代・垂仁天皇の宮跡とされる。考古学上、実在したとすれば3世紀後半から4世紀前半ごろの大王と推定されるが、定かではない。
父帝・崇神天皇が崩御した翌年の1月2日に即位し、即位2年に狭穂姫命を皇后とし、10月、纒向の地に遷都したとされる。即位5年に皇后の兄の狭穂彦王が叛乱を起こし、皇后もこれに従って兄と共に焼死した。即位15年2月には、日葉酢媛命を新たな皇后として大足彦尊(のちの景行天皇)らを得た。即位25年、五大夫を集めて祭祀の振興を誓い、伊勢神宮,武器奉納,相撲,埴輪といった様々な文化の発祥に関わったとされる。『日本書紀』では即位99年に140歳で崩御した(『古事記』では153歳)。