貝吹陣屋跡
かいふくじんやあと (Kaifuku Jinya Ruins)
【R-AC049】探訪日:2021/11/17
愛知県西尾市貝吹町東郷廻21
【MAP】
〔駐車場所〕
1854(嘉永7)年、陸奥国福島3万石の板倉勝顕が三河国の飛地に設立した陣屋である。代々、名倉氏が代官を務め明治維新を迎えた。現在も名倉氏の住居となっており、県道側には黒塀が続いている。
なお、福島藩が三河国に飛び地の所領を得ることになったのは、1790(寛政2)年、刈谷城主・土井利制の時に寛政の一揆が起き、その処分として刈谷藩は、奥州の福島領幕領の一部と、重原村,野田村,半城土村,高須村,小垣江村など18ヶ村を村替えさせられたためである。