在原松平氏墓所
ありわらまつだいらし ぼしょ(Graves of the Ariwara-Matsudaira Family)
【K-AC001】探訪日:1989/5/16
愛知県豊田市松平町赤原
【MAP】
〔駐車場所〕
松平郷の領主であり松平氏の原点ともいうべき在原氏の墓所である。ただ、その出自は定かではない。『松平村誌』の「松平氏由緒書」では賀茂氏や鈴木氏の一族といわれる。また、『古代氏族系譜集成』は松平信盛を荒尾持頼と同一人物とし、荒尾氏は在原業平の後裔のため在原氏であったとする(本サイトの系図はこれに基づく)。また「陰陽寮下司系図―加茂系図」では、信盛の父親は賀茂在信だとしている。
在原信盛が松平郷に住し、信重は弓馬や和歌に秀でた三河国中に知られていた有徳人・富貴の者であったとされ、信重は諸国を流浪中の徳阿弥の教養と武勇を評価して、次女の水女の婿養子(松平太郎左衛門親氏)として松平郷を継承させた。
墓所には中央に信盛(1360年没)、右に信重(1392年没)、左に水女(1426年没)の墓塔が建つ。