白山宮
はくさんぐう (Hakusangu Shrine)
【S-AC036】探訪日:2021/5/14
愛知県日進市本郷町宮下519
【MAP】
〔駐車場所〕
正確な鎮座時期は定かではないが、境内やその周辺に古墳(白山古墳など)が確認されていることから、その創始時期は古墳時代やそれ以前まで遡るのではないかとされている。主祭神は菊理姫命,伊弉冉尊,大巳貴命。延喜(901~922年)以前に加賀白山の御分霊を勧請したと伝えられ、927(延長5)年には本居神に海部郡藤島神社を合祀して順次氏子が増えていったとされる。なお、現存する白山宮に関する最も古い記録は1504(永正元)年のものとされている。1523(大永3)年には本郷城主の丹羽氏清が初めて祭祀を奉修した。
社名については江戸期以前から白山社,白山神社,白山宮,白山権現などの呼称があったが、明治に入ってから白山社と定められ、その後1943(昭和18)年に白山神社、さらに1966(昭和41)年に白山宮と改称し現在に至る。現在の白山宮社殿は、旧社殿の老朽化に伴い、1996(平成8)年に造り替えられたものである。
本殿の西隣に足名椎神を祭神とする足王社がある。この祠は飯田街道の裏街道沿いにあり、旅人の道中の足の安全を祈願するもので、「痛みとり石」をなでると痛みがとれるとされる。また、サッカー日本代表公式エンブレムが入った絵馬やお守りが授与されている。