西伝寺
せいでんじ (Seiden-ji Temple)
【T-SZ010】探訪日:2012/5/4
静岡県浜松市南区西伝寺町81 <📲:053-461-8445>
【MAP】
〔駐車場所〕
1176(安元2)年に法然上人が皇円阿闍梨上人の示寂した桜ヶ池(御前崎市佐倉)へ参詣した際、同行していた弟子の一人である西伝法師が遠江国にとどまり草庵を構えたのが始まりとされる。その後1367(正平22)年、江戸の増上寺の雲誉上人愚廓大和尚を開山とし、源宝山西伝寺が開創された。
1759(宝暦9)年9月3日には山内より出火し、全山の伽藍を焼く大火事となった。その折、本堂前庭にあったイブキ(法然上人によって植えられたと伝えられている。樹齢約800年、樹高10m程)は黒焦げになったが、奇跡的に芽吹いており、このときに黒く焦げたとされる跡が今も幹の北面に残っている。1962(昭和37)年に浜松市の天然記念物に指定された。
現在の伽藍は戦後再建されたもの。浜松市内における浄土宗最古の寺である。