堤本地城跡
つつみほんじじょうあと (Tsutsumi Honji Castle Ruins)
【C-AC376】探訪日:2021/4/19
愛知県豊田市堤本町根岸13
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではないが、南北朝時代に尾張守護・畠山家国の6男である畠山六郎(義輝)の居城とされる。足利尊氏の命により、鎌倉の足利基氏に仕え、1360(正平15/延文5)年に八幡社(堤町宮畔12)を創建した。1364(正平19/貞治3)年、基氏と不和であった兄の畠山国清が病没後、六郎は堤において近郷850町を賜った。1402(応永9)年に六郎が没し、1467(応仁元)年頃には廃城となったとされる。現在は八幡社が建ち、遺構は残されていない。
なお、瀬戸市(松原平内公本地城趾)と同じ豊田市本地町にも本地城があるため、ここは通称「堤本地城」とされている(石碑は本地城跡と表記)。