大官大寺跡

だいかんだいじあと (Daikandai-ji Temple Ruins)

【T-NR011】探訪日:1994/7/3・2017/8/27

【T-NR011】大官大寺跡 奈良県高市郡明日香村大字小山

【MAP】

〔駐車場所〕

【T-NR011】大官大寺跡

   621年に厩戸皇子が創建した平群熊凝精舎に始まると伝えられ、舒明天皇時代の639年、平群熊凝精舎を百済川のほとりに移して百済大寺とし、さらに天武天皇が飛鳥高市へと移し高市大寺を造営、677年に尼僧を取り締まる官寺として大官大寺と改称した。浄御原,藤原京時代には、薬師寺,飛鳥寺,川原寺と並ぶ飛鳥四大寺の主位にあった寺である。
 寺域は左京9条4坊の2町と10条4坊の4町を占めており、寺院の東側には中つ道の推定線が通っている。
 伽藍配置は、南から南門,金堂,講堂が並び、金堂の東側前方に九重で90mを越えるとも言われる塔があった。回廊は中門から伸び、金堂両側に着くものと、講堂背後に回りこむものとがあった。回廊で囲まれる範囲だけでも東西144m,南北195mの大きさになり、東大寺の創立当初の回廊規模と同じである。現在は、塔の土壇と金堂の土壇が残るだけである。奈良にある大安寺はこの寺が移転されたものと言われている。

【史跡規模】

【指 定】
【国 宝】
【国重文】

関連時代 飛鳥時代
関連年号 621年・639年・677年
関連人物 系図 関連人物 系図 関連人物 系図
厩戸皇子 K303 舒明天皇 K305 天武天皇 K307
畑多根井弥太郎

 

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▲「大官大寺跡」説明板

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