亀塚遺跡
かめづかいせき (Kamezuka Ruins)
【V-AC008】探訪日:2021/1/31
愛知県安城市東町亀塚
【MAP】
〔駐車場所〕
鹿乗川流域遺跡群の南端(惣作遺跡を考慮すると中間)にある遺跡で、鹿乗川を挟んだ東西の沖積地に立地している。弥生時代前期から古墳時代前期(約2500~1700年前)の遺跡である。これまでの調査では野外炉や杭列などが見つかっているが、住居跡など集落にかかわる遺構は見つかっていない。おそらく集落の周縁地域であったと考えられる。
出土遺物は多種多様で、人面文壺形土器,線刻土器,桜皮巻き土器,尾張・駿河・畿内地域の外来系土器,銅鏃,竪櫛,鳥形木製品,鳥形土器などが見つかっており、矢作川流域では数少ない弥生時代前期の遠賀川系土器も見つかっている。