弥勒石
みろくいし (Miroku Stone)
【Z-NR006】探訪日:2006/5/17
奈良県高市郡明日香村
【MAP】
〔駐車場所〕
飛鳥寺の西南、飛鳥川の東岸に位置する道端の祠の中に弥勒石が佇む。
遠い昔、大きな仏さんのようなものが飛鳥川に嵌っているのを村民が見つけ、かわいそうに思って川から引き上げてお祀りしたと伝えられる。弥勒石を拝むと、下半身の病気が治ると言われており、今も、地元や周辺の人々の信仰を集めている。覆屋には奉納された草鞋が多くぶら下がっている。
高さ2m,幅1m,奥行き下部で80cm。頭の部分は径50cmで、特に仏面様のものが彫られている訳ではないが、わずかに目と口と思われる部分が細工されている。
なお、この場所は、大和国30条3里36坪にあたり、その標石であったらしいが定かでない。