岩根城跡
いわねじょうあと (Iwane Castle Ruins)
【C-AC349】探訪日:2020/11/17
愛知県安城市小川町岩根141
【MAP】
〔駐車場所〕
築城年代は定かではないが、鎌倉時代中期に関東より移住してきた加藤正成の築城とされる。子孫に伊予松山城主となった加藤嘉明がいる。
城は現在の岩根集落一帯に築かれ、その規模は東西約140m,南北約160mの方形単郭とされ、北,西,南に土塁があり南西部には幅4.7m以上,深さ2.8m以上の断面がV字形の堀跡が確認されている。堀に埋まった土からは江戸時代後半(19世紀)から明治時代の遺物が多く出土しており、寛政年間に堀,土塁の一部を田んぼにしたことや、1873(明治6)年に堀の一部を埋めたという記録と一致する。