滝之川古墳
たきのがわこふん (Takinogawa-Kofun Tumulus)
【K-ME004】探訪日:2020/10/14
三重県松阪市嬉野滝之川町
【MAP】
〔駐車場所〕
中村川左岸の島田,釜生田,滝之川地区の山々には、古墳時代後期の6世紀後半に直径10~20mの円墳が数多く築造された。この古墳は滝之川集落の西方約400mの丘陵、真性寺山(通称、まんじゅう山)に築城された石室が片袖式の横穴式石室墳である。
1992(平成4)年のゴルフ場開発に伴い発掘調査がされるとともに、古墳5基のうち1号墳と3号墳および1号石組がこの地に移設された。被葬者は定かではないが、かま,こしき一式などが出土したことから渡来系氏族の可能性もある。
1号墳(向かって右)は全長7m,玄室幅1.5m,高2m、3号墳は全長9m、玄室幅1.5m,高2mである。また、手前の1号石組は祭祀遺跡と推測される。